どうも、ぽたろうです。
行政書士試験に合格した後の進路は人それぞれです。行政書士にはインターン制度のようなものもありません。行政書士の資格を取得しても登録しない方もいます。
今回は行政書士試験に合格し、これから行政書士として仕事をしていきたいと考えている方に向けて、資格取得後の進路についてお話ししたいと思います。
目次
1.行政書士試験合格後の進路は?
行政書士試験合格後の進路は大きく分けて、即独立開業するか雇用行政書士として就職するかの2つがあると思います。それぞれのメリット・デメリットを解説したいと思います。
〇行政書士事務所の開業
行政書士試験合格後にまず考えるのは開業することだと思います。行政書士は独立開業するのに向いている資格だと言われています。実際に、資格取得後は多くの方が即開業しています。しかし、開業後の経営がうまくいかずに廃業してしまう方も少なくありません。
メリット
・経営者になれる
事務所を開業するということは個人事業主になるということ。経営者になって社長気分を味わえます。
・自分のペースで働ける
勤務時間や休日を自分で自由に決めることができます。
・結果が収入に反映される
給料制の会社員と違い、業績がそのまま自分の収入になります。
デメリット
・実務経験がない
実務経験がないので、ミスをする可能性が高くなってしまい、それがそのまま事務所の信用度にも関わります。
・顧客を獲得するのが困難
最初は顧客を獲得するまでに苦労します。また、実務経験がないので自信をもって営業活動をすることができません。
・行政書士の知り合いがいない
行政書士や他士業の知り合いがいないので、士業のコミュニティを築くことができず、仕事を教えてもらったり、紹介してもらうことができません。
〇行政書士事務所に就職する
資格取得後即開業となるとハードルが高いため、行政書士事務所の求人を探す人は多いと思います。しかし、あまり求人がないのが実状です。先輩行政書士のもとで働くことができれば、得られるものは多いでしょう。
メリット
・先輩行政書士から実務を学べる
雇用行政書士として働けば、経験豊富な先輩行政書士の仕事を間近で見ながら実務も覚えることができます。
・事務所経営を学べる
成功している行政書士事務所にはそれなりの理由があります。成功経営者から事務所経営のテクニックを学ぶことができます。
・行政書士や他士業とのコネクションができる
勤務先の行政書士はもちろん、仕事をしていく中で他行政書士や他士業の知り合いができます。これはとても大きいことです。
デメリット
・求人がない
そもそも雇用行政書士の雇用自体が少ないので、求人を見つけるまでに時間がかかってしまいます。
・給料が安い
雇用行政書士の求人を見つけたとしても、給料が低いことが多いです。
・実務の勉強と仕事の両立が困難
雇用されている以上は事務所の戦力にならないといけません。行政書士の仕事はスピードが求められることが多いため、一から調べながら仕事をするというわけにはいきません。
2.私は行政書士事務所に就職しました
私は行政書士の資格取得後、行政書士事務所に就職しました。就職できたのは運が良かったと思っていますが、ある程度人口の多い街なら、根気よく探していれば求人は見つかると思います。
私も合格発表直後は独立開業をしようと考えていましたが、ある先輩行政書士の先生にお会いできる機会があり、実務を知らずに開業してとても苦労したとのお話を聞かせていただきました。
現在、行政書士事務所に就職し、業務をする中で私が思うのは、即独立開業しなくて本当に良かったということです。わからないことをすぐ先輩に聞くことができる状況というのはとてもありがたいです。
3.まとめ
即独立開業するのも行政書士事務所に就職するのもそれぞれメリット・デメリットがありますが、私は一度は行政書士事務所に就職し実務を学んでから独立開業することをおすすめします。
私も将来的には行政書士事務所の開業を目指しています。行政書士としてこれから頑張ろうとしている皆さん、ぜひ一緒に頑張りましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。